基礎講習再び
1月末に基礎を見直してみてはと、違う先生を紹介された。
「美しいフォルム」を目指すのが目的。
私の先生が私を見る時間が取れないということ、
先生自身の教え方が私に合っていないかもしれないということ、
そこで先生が信頼する同じジェルメーカのエデュケーターの先生を紹介してもらった。
と言っても、私も何度かお会いしたことのある方。
とても穏やかで素敵な先生。
自腹での講習ということもあり悩みはしたが、
今しっかり基礎を見直しておくのは、やはり私には必要だと思いお願いすることにした。
先日、片道2時間かけて講習を受けに行ってきた。
ワンツーマンで2時間。
まずはファイルとベース塗り。
私の先生からも教え方の違いを知りたいという要望もあった。
今までは、先生の所作を見て真似して・・と教えてもらっていた。
出来ないと、そうじゃない、こうだよと見せてもらって真似しての繰り返し。
ファイルで左右対称が決まらないと、ただ左右対称じゃないと指摘されるのみ。
練習しても、理屈はわかっても手が動かない、
左右対称が定まらない。
そして、今回の違う先生の教え方は、
まず何が出来ていないかを口頭で指摘を受け、
次にファイルの持ち方、筆の持ち方、そしてそれぞれ動かし方を
私の手を持って、こうして・・と教わった。
私が出来ない理由がはっきりわかった。
手首や指がスムーズに動かない。要は関節が堅い。
手首をグッとおさえられ、指だけで筆を動かせるように練習方法も教えてもらった。
年齢のせいで動かないわけではなく、やはり訓練は必要。
そうやって私自身も練習してきたからと。
そして2週間後の講習までに毎日2時間の練習をするようにと
ラウンド・オーバル・ポイントの3種類のファイルとベース塗の宿題をもらった。
「出来るようになるまでが私の責任」とおっしゃってくれたが、
何度も講習に通うのは金銭的にも容易ではない。
何を教わってきたか、先生の報告したところ、
「そっか、手が動かないんだ!?私はなんでもそつなく出来ちゃうから、出来ないってことがわからなかった。」
完璧な仕上がりが出来る人でも、教えるとなると別。
今回教えてくださった先生はワンツーマンで250人の生徒を
出来るようになるまで教えてきた実績がある。
なぜこの人はできないのか、何が原因なのかを一緒に探ってくれる。
紹介してくれた私の先生も
とにかく今後の私に期待をしてくれているし、
私自身、違う先生に私の出来ないことを理由を分かったうえで出来るようにするための指導をしてくれる。
そしてほぼ毎日2時間みっちり、帰宅してから練習をしている。